前回の続き。
仕事を早めに切り上げ、京都の山科へ。
前の会社の同期であり、青森勤務となっている I 氏が所用で京都に来たので集まることになった。同じく同期であり、私と同じ時期に会社を辞めたM氏に子供が出来たこともあり、お祝いも兼ねてM氏宅に集合した。
三宮から電車と徒歩で1時間弱。M氏宅に到着。一足先にI 氏が赤ちゃんを抱っこしていた。
「あー。オレもオレもー!」
手を洗い、抱き上げてみる。生後3ヶ月ということだが、ズシリと重い。プクプクしていて柔らかく、温かい。壊れてしまいそうな感じだ。ぎこちない抱き方。私の腕はみるみる汗だくになり、赤ちゃんの後頭部に伝わった。赤ちゃんはみるみるうちに泣き顔になった。
それにしても赤ちゃんはなんともいえない雰囲気である。M氏が父親になっているのも信じがたい。(理学療法士を目指す学生の身でありながら)
「それじゃあ、裸になってもらおうか。」
M氏は自分の子供であるこの赤ちゃんの服を脱がせた。するとうつぶせに寝かせた。なにをするつもりだ!
赤ちゃんは頭を上げて「あーあー」と声を発しながら起き上がろうとしているではないか。背筋○回の姿勢。数分後、
「いいパフォーマンスを見せてくれた。」
M氏が意味不明なことを言った。はやくもアスリートに育てようとしているのか、自分の勉強の対象にしているのか、その真意はわからない。
赤ちゃんがいれば全てその話題が中心となる。幸せ絶頂のM氏夫妻。それに比べI 氏は毎日暇だという。
夜が更けていき、赤ちゃんが寝た。それから盛り上がり、調子に乗ってた私は注がれるがまま、日本酒をお茶のように飲んでしまった。
明日は仕事である。絶対に家まで帰らなければならない。23時43分山科発で西明石行きJRに乗車。帰宅するには途中の「須磨駅」で降りなければならない。1時4分着予定。電車に乗ったところまでは覚えているのだが....。
...! 電車が止まって気が付くと日が変わって1時20分である。どこだここは?「西明石駅」とある。なーに、乗り過ごしたらまた戻ればいいだけだ。反対のフォームへ向かう。階段の降り口付近に「本日の運行は全て終了しました。」の表示。
久しぶりにやってしまった!あの頃の自分とダブる。
無理やりタクシーで帰った。支払った金額を嫁さんに報告した後のことは、ご想像にお任せします。
