※この記事は2004年9月30日時点での記事であり、記事中に記載しているサイトは当時と今とでは大きく変更されている場合がございます。ご了承ください。
先週から受け付けているWebデザイナー志望者対象の相談に対し、毎晩寝る前に1~2件のペースで返信している。
この寝る前というのはよくない。相談に答えているうちに、ついつい熱くなってしまい、寝付きが
悪くなってしまうのだ。
さて、そんな感じでコンスタントに相談が届いているのだが、多い相談はスクール選びである。数校説明会に参加したが、違いがよくわからないというものだ。
「このスクールのこの講座と、あのスクールのこの講座の違いを教えてください。」
こんな内容まである。
私の場合もスクールに通ったが、得にいろんなスクールを比較することはなく、ヒューマンアカデミーに決めた。決めてしまったというべきか?その理由は、「Webデザイナーになる前に読んだ書籍」でも紹介しているこの本に出会ったためである。
私はヒューマンのマーケティング戦略にはまり、ヒューマンに説明を聞きに行き、あっさりと受講と退職を決意したのである。
しかし、Webデザイナーになりたいという人たちにとって、どのスクールを選ぶかは悩みどころのようだ。そこで久しぶりに、Webデザイナー養成系スクールのサイトをいろいろ見た。
「分からない。」
その感想である。
私が見たサイトは、ヒューマンアカデミー、デジタリハリウッド、WAO、インターネットアカデミーの4つ。それぞれ別ウィンドウを立ち上げ、見比べられるようにした。
どれもこれも、Web関連の講座の情報にたどり着けない。TOPページでキョロキョロしてしまう。
「Webデザイナーになりたいという方はこちら」
とか、
「ホームページ制作をマスターしたい方はこちら」
など、どこに行けばなりたい自分になれるのかを、大きくハッキリメニュー化して欲しい。
●こうした混乱の中でも、目についたのがインターネットアカデミーの「Web業界適正診断」である。これはWeb上で質問に答えるだけで、「あなたの適正職種は○○です」と診断してくれるコンテンツである。
早速診断を受けてみる。
「あなたの適正職種はネットワークエンジニアです」
と診断された。
なぜか不本意である。(ネットワークエンジニアの方、ごめんなさい)
もう一度診断スタート。
質問がさっきと違う。
「あなたの好きなケーキは?」
これがWeb業界適正診断になんの関係があるのだろうか?
「あなたの適正職種はWebプログラマーです」
この瞬間、私はインターネットアカデミーのウィンドウを閉じてしまった。
●次にデジハリへ
「デジハリ」「デジタルハリウッド大学」「デジタルハリウッド大学院」.....
学校の種別で分けている。どこに行けばいいのだ!私はWebデザイナーになりたいのだ。
とりあえず「デジタルハリウッド大学へ」
よく分からない。TOPページにもどり、「デジハリ」や「デジタルハリウッド大学院」も見てみよう!
.......戻れない。
ウィンドウを閉じた。
●次にWAOへ
TOPページにあった「Webコース」というリンクから、なんとかWeb関連のページへたどり着いた。どんな仕事があるか、必要なことは?などが書いてある。で、どんなコースに分かれているんだ?ページ右下部にあった「コース案内」というリンクをクリック。
あれ??またWebコースというのがある。それをクリック。前のページに戻ってしまった。
ウィンドウを閉じた。
●最後にヒューマンアカデミーへ。
最後に残していたのは、一応修了生としての愛着があるからである。
TOPページでうなる。どこをクリックすればいいんだ。
かろうじて画面中央に「Web」という小さい文字を発見。クリック。
コース一覧があった。
「Webクリエイター本科」
「Web制作総合Proコース」
「Webテクニカルトレーニング」
「Webデザイニングレッスン」
「Webスタンダードデザイニング」
「ユニット制」
どれもよく分からない。それぞれのページを見るが、現職Webディレクターの私が見ても違いがまったく分からない。私が受講していたときよりもコース数が増え、名前も変わってしまった。私が受講したのは「Webデザイナー養成講座」であった。このコース名の方がよっぽど分かり易い。
なんとか私が受けたコースと同じ内容のものが、「Webデザイニングレッスン」であることが判明した。
コース名から、容易にどういう自分になれるのかを想像できる、もっと分かり易いネーミングにしていただきたい。各コースの詳細にも、習得するソフト名を羅列するより、そのコースを受講することによってどういう道が開けるのかを明確にして欲しい。
以上が今回、拝見したスクールのWebサイトに対する私の印象である。
「Webデザイナーが不足しています。現場で通用するWebデザイナーを育てます」
といっても、肝心のサイトがこれでは信用できない。
その結果、何校も説明会に行くことになり、それでもどのコースがいいのかわからないという事態になっていると思われる。
まあ、我々Web制作会社のサイトも、分かり易く、説得力がなければ、
「売れるためのWebサイトを構築します」
といっても何の説得力がないのと同じである。
Webデザイナーを目指すみなさんには、スクールの営業マンを質問攻めにすることをオススメする。
ただし、私の場合、いい先生にめぐり合えたこともあり、スクールに通ったことは多いにプラスとなったことを付け加えておく。
