お客様のためのWebサイトとは何か?

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第18回 Web制作会社の仕事の流れ(3):提案内容を検討する:その3

2005/10/2 第18号
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■ スクールでは教えてくれないWebデザイナーになる方法     
■                http://kobaken.biz/

■                 配信部数:1,172部
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●第18号 目次
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(1)このメルマガの使命(今回からご購読される方へ)

(2)【 スクールでは教えてくれないWebデザイナーになる方法 】
   第18回:Web制作会社の仕事の流れ
    (3):提案内容を検討する:その3

(3)Webデザイナーを目指すなら、この本で切磋琢磨せよ。

(4)Webデザイナーを目指すなら、メルマガにてタダで勉強せよ!

(5)編集後記

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●このメルマガの使命(今回からご購読される方へ)●
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「実務経験もデザインを勉強した経験もない。
でもWebデザイナーになりたい。」

こういう人がたくさんいるということを、私自身のブログを
通じて実感しました。私も何を隠そう、そういう一人だったのです。

しかし、現実は厳しい。『実務経験が無い』という壁を突破できずに
夢を諦めてしまう人が多いのです。

・諦める前に出来ることを探して欲しい。
・アピールの仕方を少し変えてみて欲しい。
・もっとこういうことを勉強して欲しい。

私は実務経験なしのWebデザイナーとして出発し、
今はWebディレクターとして働いています。

『もっとこうすれば良かった』
『これは無駄だった』

今だから言えることがあります。
それらを、同じくWebデザイナーを目指す皆さんに
伝えていきます。

そういうお前は誰やねん?という方は下記プロフィールをご覧ください。
http://kobaken.biz/2003/11/kobaken.html


▽▽バックナンバーはこちらです▽▽
http://blog.mag2.com/m/log/0000152499

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●第18回:Web制作会社の仕事の流れ
    (3):提案内容を検討する:その3
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前回は提案書というものの、いわゆる骨組みを見ていただきました。
今回からはそれぞれの項目について、より具体的に説明していきた
いと思います。


■問い合わせから受注までの流れ(リンクはバックナンバー)■


(1)問い合わせ(見積依頼)を受ける
   http://kobaken.biz/2005/06/11web.html
(2)要望などのヒヤリングを行う
   http://kobaken.biz/2005/07/12web_1.html
   http://kobaken.biz/2005/07/13web.html
   http://kobaken.biz/2005/08/14web.html
   http://kobaken.biz/2005/08/15web.html
    ↓
(3)提案内容を検討する
   (その1) http://kobaken.biz/2005/09/16web.html    
   (その2) http://kobaken.biz/2005/09/17web3.html
   (その3) ★★★今回はこの部分です。★★★
    ↓
(4)提案書、見積書、必要であればTOPページのデザイン案を作成する
    ↓
(5)提案内容、見積が見合えば受注

■■■(3):提案内容を検討する:その3■■■


●【 問題点の確認、現状分析 】

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(1)問題点の確認
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提案書の最初には必ず、クライアントからヒヤリングした
問題点、ニーズを記載します。

このことについて詳細を説明する前に、まず、お客が商品やサービスを
購入する動機について考えて見ましょう。

一般にお客が物を購入する理由は何らかの欲求があります。
その欲求は大きく分けて

「快楽の欲求」と

「痛みからの回避」

の2つであると言われています。

快楽の欲求には「旨い焼肉を食いたい」「旨い酒を飲みたい」などの
食欲から始まり、「いい車に乗って彼女に自慢したい」などの
自己顕示欲、自己実現欲などいろいろあります。

それに対し、「痛みからの回避」には、
「太り気味なのでやせたい」」
「もっと燃費のいい、税金の安い車に乗り換えたい」
など、何らかの悩みを解決したいという欲求です。


これら2つの欲求、あるいは片方の欲求を満たす商品やサービス
でなければ、購入してもらうことはできません。

それはWebサイトも同様のことです。

クライアントの欲求を満たすサイトを企画・提案することができれば
制作を依頼してもらえるのです。


まず、企画を行う際には

 『クライアントのどのような悩みを解決できるか?』

という視点を持つことが大切なのです。

その「悩み」はつまり、クライアントが抱えている「問題点」です。
そしてその「問題点」はヒヤリングで聞き出すことになります。

サイト制作の目的をヒヤリングする際、「なぜ」を繰り返すことで
クライアントが抱えている問題点が見えてきます。

例えば、


 「下請けから脱却するために、自分たちで直接受注
  できるようにしていきたい。Webを新規顧客獲得の
  ツールにしたい」

 「実店舗の売り上げが下降気味なのでネットショップで
  売り上げを確保したい」

 「現在のサイトは5年前に作ったサイトで、見た目にダサい。
  これではリクルート対象者にいいイメージを与えられないので、
  デザインを一新したい。」


などなど・・・。

それらを受け、

 『このような問題点に対して、どのようなWebサイトを構築すれば
  解決できるだろうか?』

これが企画の出発点になります。


最初にクライアントの問題点を記述しておくことは、

 『今から御社が抱えている問題点、課題を克服するためのWebサイトを
  提案します』

ということをクライアントに伝えるとともに、クライアントと一緒に
なって解決していくという姿勢を示すことにもなるのです。

この掴みで、クライアントは提案内容の続きに興味を持ちます。

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(2)現状分析
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Webサイトは

  『クライアントからヒヤリングした問題点だけを解決すれば
   いいや。』

という考え方では、まず成功しません。
大事なのが

  『ターゲットユーザーの問題点を解決する』

という視点です。


制作会社の顧客(見込み客)がクライアントであるように、
クライアントにも当然、顧客(見込み客)がいます。

そして、制作会社がクライアントの問題点を解決する商品、サービスを
提供するのと同時に、クライアントも顧客(見込み客)の問題点を
解決する商品、サービスを提供しているのです。

Webサイトではほとんどの場合、クライアントの顧客(見込み客)が
ターゲットユーザーとなります。

この関係を図で説明すると以下のようになります。


============================================================

 ◆制作会社◆
   ↓
   ↓(A:問題点を解決する商品、サービス)
   ↓

 ◆クライアント◆
   ↓
   ↓(B:問題点を解決する商品、サービス)
   ↓

 ◆顧客(見込み客)=ターゲットユーザー◆

============================================================

制作会社は、WebサイトによってAをクライアントに提供すると同時に
Bも提供しなければならないのです。

Aについては、クライアントへのヒヤリングによって明らかに
なりました。

次にBを明らかにしていきます。
そのためには下記の2つの検討、分析を行います。

【ユーザー分析】
ユーザーはどういう問題点(悩み)を抱えているのだろうか?
Webサイトはユーザーのどういう問題点を解決できるだろうか?

【競合他社分析】
競合他社はWebサイトによってユーザーのどういう問題点を解決して
いるだろうか?


次回はこの【ユーザー分析】の考え方、手法について、
詳しく解説します。

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●Webデザイナーを目指すなら、この本で切磋琢磨せよ。
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このコーナーでは、私が読んで役に立ったと思う本を紹介します。


▼▼ エンジニアに告ぐ 逆襲せよ!
   なぜ、あなたの企画は通らないのか? ▼▼
  http://tinyurl.com/8dc67

  エンジニア向けに書かれた企画書の書き方に関する本ですが、
  Webに携わる人にとっても非常に役に立つ内容です。

  Webの企画書で陥りやすい誤りは、いきなり
  下記のような提案をすることです。


   「Movable Typeでビジネスブログを作りましょう」

   「トラックバック機能を搭載するので被リンク数が増えます」

   「PerlではなくPHPとデータベースで構築することにより、
    サイトの処理速度がアップします」

   「Web標準に準拠したCSSとXHTMLでコーディングすることで
    SEO対策にもつながります」

   「クオリティの高いグラフィックでブランドイメージを
    訴求します」


  このような提案はWeb制作会社の自己満足のためならかまいませんが、
  クライアントにとっては意味不明であり、どうでもいいことです。

  クライアントにとっては、今回説明したように、

  「自分たちの問題を解決してくれるか」

  ということに興味があるのです。その問題を解決してくれるので
  あれば、その手段がブログでなくても、データベースでなくても
  いいのです。

  この本では、このような過ちを犯さないために、企画を立てる際に
  どのような考え方で検討すればいいのかが、やさしい言葉で
  述べられています。
 
  その考え方は、まさにマーケティングの基本そのものです。

  ぜひ、Web業界を目指す皆さんには一読していただきたい一冊です。
  

▼▼ エンジニアに告ぐ 逆襲せよ!
   なぜ、あなたの企画は通らないのか? ▼▼
  http://tinyurl.com/8dc67

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●Webデザイナーを目指すなら、メルマガにてタダで勉強せよ!
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このコーナーでは、私が勉強のために購読しているメルマガや、
Webデザイナーを目指す皆さんにお薦めするメルマガを紹介します。


▽▽今回お薦めするメルマガはこれ▽▽

▼▼ 売れたマーケティング、バカ売れトレーニング(売れたま!)
~米国MBAの中小企業診断士が教えるパワフルレッスン~  ▼▼
http://www.mag2.com/m/0000111700.htm

 さまざまな企業のマーケティング戦略を、身近な事例で解説
 してくれます。

 「このサービスは、どういう目的でやっているんやろう。」
 「この戦略を自社に生かすにはどうすればいいんやろう。」

 このようなマーケティングに関する視点を、発行者の佐藤さんは
「マーケティング脳」と言っています。

「マーケティング脳」は、Webサイトを企画する上でもっとも
 大切です。

 私はこの「マーケティング脳」を鍛えるために本を読んだり、
 Webサイトを研究したり、リアルのサービスを見たりしていますが、
 このメルマガはその勉強の中で、もっとも分かりやすく、仕事の
 ヒントになっています。

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●編集後記
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髪の毛を切りにいく暇がありません。
マリモみたいな頭になっています。

ここのところ打ち合わせが多いというのに....。

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 【発行】小林謙輔
 【Webサイト】Kobakenジャーナル 畑違いWebデザイナーの模索
         http://kobaken.biz/
 【E-Mail】mailmag@kobaken.biz
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