お客様のためのWebサイトとは何か?

« 「日本経済新聞 電子版」は新聞の優良顧客向けサービスであり、裾野を広げるものではない | ホーム | 【一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法:第2号】お客様のニーズを知る方法 »

一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法とは

2010/06/28 リニューアル創刊号

一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法 
配信部数:1,938部


こんにちは。小林謙輔です。

前号の予告からお待たせしました。
メールマガジンリニューアル創刊号をお届けいたします。

このメールマガジンは、
旧「スクールでは教えてくれないWebデザイナーになる方法」を改め、

一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法」として
今号からリニューアルしてお届けするものです。

次のような方々を対象読者としています。


----------------------------------------------------------
(1)価格競争で苦しんでいるWeb制作会社の皆さん
----------------------------------------------------------

Web制作は激しい価格競争になっています。
相見積の挙句、安くしないと受注できない。そんな状況にある
Web制作会社の方は多いと思います。

価格競争に陥らないためには、
他社とは違う「付加価値」の違いを示す必要があります。

「付加価値」とは何か?

それは専門的な技術ではありません。
大半のお客様は、コーディングの技術やFlashの技術の違いなんて
分かりません。

このメルマガが、企画に「付加価値」をプラスするヒントになれば
幸いです。


----------------------------------------------------------
(2)制作会社の能力を見抜けない発注者の皆さん
----------------------------------------------------------

Web制作会社の違いって、よく分からないですよね。
コストをかけて発注するわけですから、失敗したくないですよね。

でも結局、価格だけで発注先を決めてないですか?

「なんだ、期待ほど効果が上がらないじゃないか?」
「Webなんて、こんなものなのか?」

なんてことを言って、Web制作会社に責任を押し付けていないですか?

それは発注者であるあなたの責任です。

このメルマガでは、Web制作会社に丸投げをせずにWebサイトを企画する
ための、大事な考え方を紹介していきます。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
このメルマガを提供する私は、こんな人間です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


さて、本題に入る前に私が何者なのかを紹介させていただきたいと
思います。

私はこれまで、Web制作の受注側と発注側を両方経験してきました。
Webの仕事を始めてから、もう8年になります。

1996年に神戸高専 応用化学科というところを卒業してから5年間、
四国にある化学工場で技術者として働いていました。
(と言っても、技術なんてまったくありませんでしたが...。)

悔いのない人生を歩むべく、

2001年に退社して、イラストレーターとしての仕事を経験しながら、
社会人向けのスクールでWebとDTPの勉強をし、2002年にアルバイトと
して神戸にある小さなWeb制作会社に潜り込むことになります。

2003年にその会社で正社員登用していただき、2006年までの3年間、
Webディレクターとして、中小企業を中心とした様々な業種の
Webサイトの企画や制作、コンサルティングを担当してきました。

Webサイト制作を『受注』する立場にいたわけです。


当時は、納品のために土日返上、平日も徹夜の連続で制作をしていました。

でも成果はちっとも上がらない。安い価格なので数をこなさないといけない。
薄利多売で悪循環でした。


ホンマかよ?


と思った方、下記に紹介する当時の私の日記を読んでいただければ、
そのリアリティが伝わると思います。

ネガティブで重苦しい気持ちになりたくない人、時間のない人は
飛ばしてくださいね。


==当時の日記〜暗黒時代〜()内は投稿日時==


息抜き中のぼやき(2003年12月16日23:59)

3日連続の夜な夜な仕事中(2003年12月19日01:11)

寝起き:夜な夜な仕事4日目(2003年12月20日01:56)

夜な夜な仕事最終日?(2003年12月27日04:33)

今日は夜な夜な仕事ではないが..(2003年12月27日23:53)

もう少しお付き合いください。

トコロテン流れ(2004年03月16日23:39)

フン詰まりの原因(2004年03月19日02:27)

徹夜をしている状況での気付き(2004年03月25日05:38)

徹夜徹夜徹夜.....!(2004年03月26日06:15)

散々な日......。(2004年04月15日23:15)

いつになったら落ち着けるのやら。(2004年06月10日02:04)


==当時の日記〜暗黒時代〜ここまで===


どうですか?


「嫁さんに苦労かけたな」って?

おっしゃる通りです。

今読み返すと、当時の自分の未熟さを痛感します。


これはあくまで私の場合ですが、同じような日々過酷な条件でWebの制作
を行っている現場は非常に多いと思います。


どうすれば、価格を引き上げることができるのだろう?
どうすれば、もっと利益が出るのだろう?


日々悩み、考えました。そして試してみる。その繰り返しでした。


すると、少しずつではありますが、光が見えてきたんですね。
あることに気付いたのです。


そのキッカケを掴んだ当時の日記も残していましたので、紹介します。
もうしばらくお付き合いください。

時間のない人は飛ばしてくださいね。


==当時の日記〜ようやく光が!〜()内は投稿日時==


最近の快感(2004年08月24日22:58)

企画書は紙くずにならず!(2004年09月22日23:45)

Webデザイナーを目指す人へ(3) (2004年10月17日19:09)
Web業界って本当のところどうなの?

Web制作会社の顧客満足について(1)(2004年11月30日23:57)

Web制作会社の顧客満足について(2)(2004年12月05日14:46)


==当時の日記〜ようやく光が!〜ここまで==


なぜ、光が見えてきたのか?


それはお客様にとっての「付加価値」に気付いたからです。

その「付加価値」とは、
決してカッコよくキレイに作るとか、Flashで作るとか、Web標準の
コーディングだとか、そういう話ではないのです。


お客様は何に「付加価値」を感じるのでしょうか?


ここで、有名な言葉を紹介しましょう。


『お客様は、「Webサイト」を買っているのではない。
 それによって生み出される「効果」を買っているのだ。by Webに祝福された男』


お客様が期待している「効果」について考える。そこへ導く企画をどのように
生み出すか。

こういうことを意識してお客様に接するようになってから、
やがて私はお客様から名指しで相談やアドバイスを求められるようになって
きました。


これまでお客様に言われることと言えば、

「何でこんなに高いの?」
「これ、明日までにやっといてよ。」
「この作業も大したことないでしょ。ついでにやっておいてよ。」

のような、作業依頼や無理難題が多かったのですが、


「小林さんに教えてもらいたいことがあるんです。」
「小林さんの考えを聞かせてください。」

のように、明らかにお客様の態度が変わってきたのです。


「請負業者」から「先生」へ。


これは劇的な変化です。

私はその後に心機一転し、現在はとあるグローバル企業のWeb担当をしています。
つまりWebサイトや広告を『発注』する立場になったわけです。

ですから、私は、どの発注者よりもWeb制作会社の苦労を理解していると
思っています。


さて、立場が変わり、今度はWeb制作会社や代理店から様々な提案を受けるように
なりました。


受注するために、それこそ血を流しながらタダで提案していた立場から、
数社呼んで提案してもらい、その中から選ぶという贅沢な立場。


「あの会社はどんな提案をしてくるのだろう?」

私はワクワクしていました。


しかし、その期待の大半は裏切られました。


ほとんどの提案に、その会社独自の個性が感じられませんでした。
ほとんどの提案に、Webサイトの可能性が感じられませんでした。
ほとんどの提案に、その会社に頼むべき理由が見出せませんでした。


一言で言うと、

「その提案が自分ごととして感じられない」のです。


タダで提案してもらっておいて、大変失礼な話ですが、

「それって本当にウチのための提案なの?使いまわしじゃないの?」

という疑問が頭をかすめます。


結局、違いが分かるのは価格だけです。
ということは、価格が安いところを選ぶということになってしまうのです。


こうして、Webサイト制作の価格は下がっていきます。


企業のWeb担当者は、

「企画を任せられるWeb制作会社ってホント少ないよね。」
と嘆くことになります。

一方、Web制作会社は、
「こんな価格で効果なんで出るわけないやろ!」
と嘆くことになります。


Web制作会社が頼りにならないのであれば、頼りになるのは発注側である
自分たちです。

自分たちで考えて企画する力をつけることです。

自分たちのビジネスに必要なWebサイトを作ろうというのに、自分の頭で考えもせず、
効果が出ない責任を制作会社に押し付けるというのは、あまりにもヒドイ話だと
思いませんか?

ここで、もうひとつ有名な言葉を紹介しましょう。


『Webサイトの効果は、考え方×熱意×専門スキルで決まる。
「専門スキル」はアウトソーシングしてもよいが、
「考え方」はアウトソーシングしてはいけない。by Webに祝福された男』


Web制作会社も、価格競争に陥らないためには、企画する力をつけることです。


お互いが「Webサイトを企画する方法」をマスターすることでハッピーになる!

そう思いませんか?


このメルマガは、Webサイトの受注側、発注側、そしてWebサイトを利用する
エンドユーザの3者がお互いハッピーになるため、

Webサイト企画の「考え方」をシンプルにお届けするものです。

●メルマガのタイトル
 『一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法』 について


---------------------------------------------------------
なぜ、『一人でできる!』なのか?
---------------------------------------------------------

企業のWeb担当者、とりわけ中小企業のWeb担当者は一人であったり、
それも様々な業務との兼務だったりして、非常に忙しくされています。

しかもWebなんてよく分からない。

つい、Web制作会社に丸投げしたくなりますよね。

一方、Web制作会社側も忙しい。営業マンが一人で企画を考える
なんてことも多いでしょう。あるいはエース格のディレクターが
孤軍奮闘しているのかも知れません。


そんな皆さんのために、このメルマガでは一人でも企画ができる
「考え方」を紹介します。

この「考え方」を理解し、実行することで他社とはまったく違う、
クライアントの心に突き刺さるWebサイトの企画ができあがるはずです。

---------------------------------------------------------
なぜ、『お客様のための』なのか?
---------------------------------------------------------

Webサイトの『お客様』というのは2点あります。

・ひとつ目は、Webサイトを利用するエンドユーザ。
・ふたつ目は、Webサイトを発注する企業の方々。

最も大事なのはひとつ目のエンドユーザです。
ひとつ目を満たせば、ふたつ目の発注する企業の方々の満足は得られる。
私はそう考えています。


しかし、Webサイトの企画の多くが、エンドユーザの視点が決定的に
抜けているのです。


「いやいや、ウチの会社ではユーザビリティを十分意識して
設計しているからそれは大丈夫だよ。」

とおっしゃるかもしれません。

じゃあ、言い方を変えます。


そのWebサイトを使う『お客様』は見えていますか?


ユーザビリティ、アクセシビリティやSEOなどという分かりにくい
言葉を使う前に、そのWebサイトを使う『お客様』は見えていますか?


ユーザビリティは、『お客様』によって変わるものです。


じゃあ、『お客様』はどうすれば見えるのか?

さあ、楽しみになってきましたね。


次回からは、いよいよ本題に入ります。
次回発行は2週間以内を予定。


せっかくなのでお題を出しますね。

次回は下記のサイトをリニューアルすると仮定してお話したいと思います。


▽▽誠に勝手ながらピックアップさせていただきました▽▽
http://www.life-cleaning.com/


自分なら、どのような企画をするか考えておいてください。

企画が難しいという方は、このクリーニング店のお客様を増やすためには、
このWebサイトの何を改善すればいいのかということを考えてください。


その方がお互い勉強になります。

よければその内容を事前にメールしていただけると嬉しいです。
メルマガ内で紹介させていただきます。

ぜひ、mailmag@kobaken.biz までメールください。

「あ、このメルマガは私には不要だ。」

と感じられた、大手企業の皆さん、大手制作会社、代理店の方は
登録を解除してくださいね。

遠慮のいらない解除はこちらです。


こんなテーマも、メルマガで取り上げてよという要望も歓迎します。
ぜひ、mailmag@kobaken.biz までメールください。

Twitterをやっている人は、よろしければ私のアカウント「@kobaken」も
フォローしてくださいね。Twitter上でのご意見も歓迎します。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
よろしくお願いします。

姉妹サイト>>実務未経験者がWebデザイナーになる方法

■関連する記事:1件

« 「日本経済新聞 電子版」は新聞の優良顧客向けサービスであり、裾野を広げるものではない | ホーム | 【一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法:第2号】お客様のニーズを知る方法 »

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kobaken.biz/mt/mt-tb.cgi/311

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

kobakenのTwitter

kobakenのTwitter

    follow me on Twitter

    携帯用サイト

    携帯用サイトQRコード

    アーカイブ

    Powered by
    Movable Type 3.35

    あわせて読みたい